about

アメリカに暮らすようになって5年が経ちました。

ここでは、ブログを始めようと思ったきっかけや、
私自身のことについてなどご紹介したいと思います。

夫の仕事の拠点が東京からニューヨークに移り、
当時2歳の上の娘を連れてアメリカに渡って来たのが
2014年の春のこと。
東京で人材育成関連の仕事をしていた
私の生活もそれまでとは大きく変わりました。

深夜遅くまで働いていた会社員の生活から一変し、
慣れない土地での慣れない家事と育児、
2人目の妊娠、出産などでいっぱい、いっぱい。
当時は全く余裕がありませんでした。

とりわけ困ったのが毎日の家族の食事です。
それまでまともに料理などしたことがなかったので、
クックパッドで検索しては、日系スーパーで
(日本ならこの半額なのに、、、泣)と割高な食材を使って、
下手な日本食ばかり作っていた時期も。

ローカルスーパーに行くと、玉ねぎや
じゃがいも一つ買うにもたくさん種類があって、
どうしたらよいかわからず、
毎回Google先生にお尋ねするところから・・・

アメリカの美徳、選択肢が多いのは良いこと、
個人の自由がどこまでも尊重されるのは
スーパーでも同じです。
途方に暮れながらスマホ片手に立ち尽くしていたことも
一度や二度ではありません。

調べもせずよくわからないまま買って失敗、
ということも数多ありました。
でも、それと同じくらい、かそれ以上に、
”わっ!これ、美味しい!”という
新しい、楽しい、出会いも数多くあるのもまた本当です。

夫が転職しサンフランシスコ郊外の
ベイエリアに移ってきてからというもの、
オーガニックの新鮮な食材が身近に手に入るようになり、
美味しい出会いがさらに増えました。
カリフォルニアは全米で最も ”畑とキッチンが近い” 州と
言われますが、本当にその通り。

”地産地消”が何か特別なことではなく、
ごく自然に、人々の生活の中に組み込まれている
ここでの暮らしはとても安心で、心地よく感じられます。

それは、私自身が幼い頃、
田舎で両親や祖父母や近所のおじさん、おばさんが
畑で育てた野菜や果物を食べていた感覚と
少し似ているのかもしれません。

人参はちゃんと人参の味がして、
トマトはトマトの味がする。
甘くて濃くて、それは当たり前なのだと思っていました。

そうではないと知ったのは、親元を離れ、
大阪、シンガポール、東京などで暮らすようになってからです。
大都市ではちゃんと野菜の味がする野菜には
滅多に出会えませんでした。
そして、それに慣れきってしまっていた
自分に気付くことさえなかったように思います。

それが、ここに来て、採れたての、
食べ応えのある野菜や果物を口にするようになり、
子供の頃食べていた懐かしい味、
土の匂いなどがふとよみがえってきました。
キャンディーのように甘いチェリートマトを
口いっぱいに頬張る娘たちを見ていると、
こちらまで幸せな気持ちになります。

自分が親にしてもらったように、
今度は私が子供たちに食べることの大切さや
感謝の気持ち、料理の楽しさ、
そういうことを一緒に考えたり、
伝えていけたら、とも思います。

そういうわけで、ここの食生活について
思うままに書いてみたくなりました。

新鮮で美味しい食材のこと、
それを使って作る料理のこと、
フードテックで盛り上がるシリコンバレーの
食の魅力のことなど・・・・

生活の中で体験する食の世界の
あれこれについてご紹介できたらと思います。