Girls’ Cookies

ホリデーシーズンからバレンタインにかけてこのところクッキーばかり何百枚も焼き続けていましたが、先日クラスが終わって暫しクッキーはお休み🍪 と、言いたいところですがもうちょいクッキー三昧、続きそうです💦来週から上の子(8歳)のガールスカウトクッキーの販売が始まるのです。ガールスカウトというのは、任意の課外活動のようなもので、老人ホームを訪問したりビーチのゴミ拾いをしたり、自然の中でキャンプをしたり、Troop(グループのことをこう呼ぶ)によって活動内容は変わりますが、その中でも年に1回、連盟が主導する最大イベントがこのクッキープロジェクトです。 最初は驚きましたけれど、これ、ママと作ったチョコチップクッキーをバザー会場で売る、みたいなかわいらしい話じゃないんですね。世界最大の女子起業家支援プログラムであり、地域との絆を深め、様々なスキルを習得するのが狙い。ちなみにGirlsたちに期待される習得スキルはこちらの5つです。 Goal Setting(目標設定)Decision Making(意思決定)Money Management(資金管理)People Skill(対人スキル)Business Ethic (ビジネス倫理) これって、、、経営の必須科目まんま・・・・・👏5歳から12歳までの女の子たちが毎年こんなことやってたら、そりゃもうシェリル・サンドバーグみたいなパワーウーマンがわんさか生まれるのも納得で「やっぱアメリカすご😵」と、心底感心するのはこんな時です。1910年代団体発足間もなくスタートする歴史あるプロジェクトですが、それ以前は卵を売ったり少女たちの宝物だったパールを売ったりして活動資金を募っていたそうで。(※注:娘が聞いてきた話なので真偽の程は不明(汗)1917年に手作りクッキーの販売が開始されると瞬く間に全米各地の少女たちの間に広まっていたといいます。1917年といえば日本では大正デモクラシーの最中「主婦之友」が創刊された年だそうですが、この当時既にアメリカの少女たちは活動資金は自ら調達するという発想でクッキーを売っていたのかと思うとやっぱりすごい・・・・出典:”Girl Scout Cookie History” ガールスカウトの活動は数多あれど、発足当初から100年以上も今に続く、唯一無二の活動ではないでしょうか。団体の力の入れ方も半端ない。 既に甘いガールスカウトクッキーを更にあまーいスイーツに作りかえるコンペティションが全国ネットで放映されたり、クッキープロになるとフロリダ豪華旅行が用意されていたり、卒業生のマネーパワーでGirlsたちのモチベーションに火をつける様々なやる気スイッチが用意されています💴昨年うちのTroopは個人ノルマ15箱。数も少ないし私たちの友人に買って頂いてなんとか在庫を抱えずに済みました。同じTroopの金髪美少女はノルマ以上に売りまくって、追加でどんどん注文して最終的には70箱以上売ったらしい。この子のように親戚やおばあちゃんなど大量購入してくれる身内が周りにいると有利。でも彼女がエラいのは仲間と一緒に近所を回って販売した上での実績です。15箱ならなんとかなりますが、学年が上がるとゆるいところでもノルマが70箱とかになって、ネットで先行予約を受付たりマーケティング戦略がより重要になると言います。 しかもこれ、自費で最初に買い取るため親も必死💦 パパの会社で一気に売りさばく荒手法も横行し、噂によるとFacebookやGoogleなどではこれが行き過ぎて禁止されたとかされないとか・・・ありえそうな話です。今年はノルマ25箱。2年目ですしもっと娘主体でやらせたいなと考えています。販売解禁日までが勝負というのは本人もわかっているようで、クラスの仲良しに「買ってね!」とお願いしたり、トップセールスの美少女を誘って「今年は私と一緒にまわろうね!」としたたかな作戦を目論んでいる様子。よしよし、デキる営業についてどんどん売ってこーい!また、個人ノルマとは別にTroop全体でもスーパーなど人が集まる場所にブースを出して販売を行います。大人もアドバイスはしますが、基本は本人たち主導。ポスターを作って、お客さんに声をかけて巧みなセールストークで華麗に売りさばく姿はなかなか頼もしい光景でした。 お店で買い物が終わった大人たちに可愛らしい少女たちが「Hello!」と行って近寄る。ガールスカウトクッキーの事は皆、知っているので特に怪しまれたり説明は不要なのが楽です。「クッキーいかがですか?」1. 「あら、ありがとう。それじゃ一つ頂くわ」 →すかさず複数購入を促す「こちらもいかがですか?一番人気のこちらは残りあと2箱ですよ!」2. 「ごめん、今、現金の持ち合わせがないんだよ」 →大人の言い訳もさらりとかわして「大丈夫です。カード払いも受付けてます!」3. 「他でたくさん買っちゃったのよ」 →日持ちをアピール「賞味期限はこんなに長いから安心してください。いくつでもどうぞ!」 →代替案を提案「寄付も出来ますよ。こちらの用紙にご記入お願いします。」4. 冷たく一言「要らないよ」または無視されても →爽やかに笑顔で「OK! Have a Nice Day! 」ほんと子供たち、逞しい!大人のセールスにこんなにしつこく勧誘されたら、どんどん嫌になるけれどGirlsマジックおそるべし。「カードでもOK、寄付でも大丈夫」と無垢な笑顔で真剣な眼差しを向けられると最後は根負けして買ってくれる方もいたりして。人間性が垣間見られます。でも、まあ大抵の大人は、可愛い女の子たちに元気いっぱいの笑顔で「買ってください❤︎」と言われるとなかなかNoとは言いにくいもの。「ここで断ったらオレすごい嫌な人だよね」ってうちに大量にあるのになぜか2個もブースで買ってしまった、カッコつけたい系の我が家のダンナのようなパパたちもGirlsの恰好のターゲットです。でも、まあ可愛らしさだけで売れるアイドル効果も今年までかな・・・昨年はこのブース販売を2-3回やって、約400箱、300ドル近くを売上げる大健闘でした。収益金は一部は慈善団体に寄付したり、みんなでレゴで遊んだりアイスクリームを食べたりしてパーッと使ってしまいました。他にも、水族館でお泊まり遠足とか、ちょっとしたご褒美イベントに使われることが多いようです。一説によると、ロケットの打ち上げやオリンピックを見に行くのに不足分はクラウドファンディングで補ったとかすごい逸話もあったり、アカデミーショーの授賞式でハリウッドセレブにクッキーを売りまくった強者たちがいたとかプロジェクトに纏わる伝説は様々あります。確かに、認知度もあり市販のクッキーより美味しいし、季節限定で非売品、という効果もあります。でもそれ以上に地元の子供たちの成長を応援したいというコミュニティの大人の善意によって支えられていることが昨年やってみて実感としてわかりました。ハロウィンのキャンディーを無償で配ってくれるご近所さんたちのように、コミュニティの人々は、いつでも子供たちに優しくて寛大です。プロジェクトを通して、Girlsたちは少し自信をつけ、お金を稼ぐことがどういうことか、人々の優しさや時には冷たい態度から社会のことを様々学びます。今年は、どうなることやら😅いよいよ販売解禁日は明後日です。クッキー欲しいという方はぜひ、ご連絡ください📩日本出張に行くダンナのスーツケースに詰め込みます✌️😜